ハローワーク求人票の①職種➁仕事の内容③求人条件の特記事項④備考欄(メッセージ)について、事例を用いて簡易添削実践を行います。なお、①職種は仕事の内容を要約したものです➁仕事の内容は職種を詳細に説明したものです。よって職種と仕事の内容は表裏一体の関係になります③求人条件の特記事項はお金や時間など労働条件について補足する部分です④備考欄(メッセージ)は仕事の内容、労働条件以外にわが社の魅力を表したい部分です。
一般土木建築工事業の簡易版求人票となります。
①職種:作業員と言う職種名は響くものがあるでしょうか。少し見下したような呼び方ではないでしょうか。社内用語とは言え、もう少し、当事者にとって受け入れやすい職種名の方が良いかと思います。また、技術者見習いとあります。見習いから始めようと言うことであれば、この求人自体は未経験者に向けての求人広告です。であれば、仕事の内容以降は未経験者が読んでよくわかる内容になっていなければなりません。さらに急募とあります。急募は、求人側が困っていると言うことを申告してるに過ぎないわけですから、何らの魅力にもなりません。選びたい放題の今の時期で急募に飛びつく方は、おそらく会社としてあまり欲しくない人材でしょう。
➁仕事の内容:ここにもいきなり、急募が登場します。次に「現場作業員～いただきます」となっておりますが、こちらも上から目線。また、職種名の見習いがなくなり、重機オペレーターとして従事することがあるようです。未経験者の見習いで入ってくる方がいきなり重機オペレーター、これは無理でしょう。しかも、将来現場を取り仕切る技術者を目指す方の募集だそうです。本音としては即戦力が欲しいとの思いが透けて見えます。
③求人条件の特記事項:トライアル雇用併用求人とあります。この求人が、入社後に会社が育てようと言うことであれば、これでもいいかもしれません。また、ハローワークの紹介状とあります。この点も即戦力ではない、失業組を狙ってるのであればそれでも構いません。ただ、急募と謳っている以上は、即戦力が欲しいはずです。こうした矛盾をすべて解消しないといけません。
④備考欄(メッセージ):記載がありません。わが社の良いところ、今すぐ応募してほしいと言うコメントを書くべきところ、何もなければ、せっかくこの求人票にたどり着いても、おそらくスルーされるでしょう。
現在、ハローワークに求人票を掲載されている会社様のハローワーク求人票を無料で簡易添削致します。ご希望の方は、当事務所ホームページのお問い合わせフォームよりご連絡下さいませ。