助成金(ここでは雇用関係の助成金)とは、国(厚生労働省)が定めた一定の条件(例えば、従業員の採用・雇用環境整備・社員の育成など)を満たすことで、もらえる返済不要のお金です。労働者が働きやすい労働環境整備等を進める会社を国が応援する制度とも言えます。
助成金として支給されるお金の原資は、皆様がお支払いしている雇用保険料です。労働保険が成立していて、雇用保険料をしっかり支払っている会社であれば、助成金を申請する権利があります。中小企業こそ、積極的に助成金を活用し事業の成長につなげていきましょう。
助成金のメリット
助成金のメリットとしては、先にも述べたように、まず借入金などと違って、返済しなくてよいという点です。
2つ目に、支給された助成金の使い道は特定されているわけではなく、自由という点です。会社が決めれば、設備投資資金に回してもいいし、社員への一時金などで使ってもよいわけです。
3つ目に、助成金は売上金ではなく雑収入として経理処理されますので、粗利扱いです。